誰かに何かをお願いしたいときに、命令文に please をつけて「~してください」ということはできるけど、これは、あくまで「命令」する表現なので、丁寧にお願いする時には使わない。
丁寧なお願い(依頼・許可)には、命令文ではなくて、助動詞の疑問文を使うんだ。
それから、ここでは自分の希望を相手に伝えるときの表現も学習するよ!
さあ、早速学んでいこう!
★このブログの著者「空」について★

高校生の時に1年間留学 ▶ アメリカの高校を卒業
アメリカ西海岸の会社で3年勤務、元夫の駐在で香港に3年滞在。
TOEIC870点、英検準1級を取得。
英語のブログを始めるにあたり、一体どういう内容にしようかと悩みました。考えた末、
- 英語をやり直したいと思っている方々
- 中学生で英語を学び始めた方々
に向けて、英語の基礎をわかりやすく発信しようと考えました。
中学で習得する英語は、とても大切な基礎の部分です。先ずは中学英語を学びましょう。
誰かに何かを依頼するときの表現
先ほども説明したけど、人に何かをお願いするときの丁寧な表現には助動詞の疑問文を使うんだよ。
丁寧な依頼の表現
丁寧な依頼の表現を表にまとめますね。
Can Will Could Would | you | help come などの動詞の原形 | ~? |
Can you ~? Will you ~?
Can you ~? は、友達どうしなどで使われるカジュアルな言い方です。Will you ~?も命令している感じになることもあるため、どちらも丁寧な表現が必要な場合には使わない表現です。
Sky と Nana の会話の例文です。
Can you close the window for me?
窓をしめてくれるかな?
Sure. いいわよ。
Will you come with me, please?
私と一緒にきてくれるかなあ?
Certainly. もちろん。
Could you ~? Would you ~?
助動詞の過去形 (could, would) を使うと「もしよろしかったら~」というような遠回しな言い方の表現で、より丁寧です。
● Could you call me tomorrow morning?
▶ 明日の朝、お電話をいただけませんか。

● Would you take me with you?
▶ あなたと一緒に私を連れていっていただけますか。
Can (Could) you ~?や Will (Would) you ~?の文に please をつけるとさらに丁寧な表現になる。
please は動詞の前か、コンマをつけて文末におくんだ。
● Can you turn off the light for me, please?
▶ 電気を消してもらえますか。
★依頼の文に for me をつけるとより丁寧な表現になります★
● Would you please pass me the salt.
▶ 塩を取っていただけますか。

依頼への応じ方
依頼をされて承諾したり、断ったりする場合には、Yes/No の代わりに特有な表現を使うことが多いんだ。

依頼を受け入れる表現
依頼を受け入れるときの表現には以下のようなものがあります。
● Sure. もちろん
● OK (Okay). いいですよ
● No problem. かまいません
● Certainly. もちろんです
● All right. いいですよ
など
Will you sit down, please?
座っていただけますか?
OK.
Sure.
No problem.
など・・・
いいですよ。
依頼を断る表現
依頼を断るときには、I’m sorry. と謝ったあとに、断る理由を述べるんだよ。
それから I’m afraid ~ (残念ですが~)という表現もよく使うよ。

● Could you tell me your e-mail address?
▶ メールアドレスを教えていただけませんか。
— ● I’m sorry, but I don’t have one.
— ▶ すみません、メールアドレスを持っていないんです。
● Can you help me with my homework?
▶ 宿題を手伝ってもらえますか。
— ● Sorry, I can’t. It’s too difficult for me.
— ▶ ごめん、できないです。僕にはむずかしすぎます。

● Will you come with me?
▶ 一緒に来てくれますか。
— ● I’m afraid I can’t. I have to go home.
— ▶ 残念ですができません。家に帰らなくてはならないのです。
★ I’m afraid のあとは<主語+動詞> です★
許可を求める表現
「~してもいいですか?」という許可を求めるときには Can (May) I ~? などが使われるよ。
Do you mind ~? の表現もあわせて学ぼう。
Can Could May | I | use go など動詞の原形 | ~? |
Can I ~? May I ~?
Can I ~? は、「私は~できますか」と問うことにより許可を求める表現です。友達どうしなどの親しい間柄でよく使われます。
Can の過去形の Could を使って Could I ~?にするとより丁寧な言い方になります。
● Can I borrow your book?
▶ 君の本を借りてもいいかい。
● Could I ask you a question?
▶ あなたに質問をしてもいいですか。
May I ~? は、Can I ~? よりさらに丁寧な表現です。目上の人などに許可を求める際には May I ~?を使います。
● May I use your pen?
▶ あなたのペンを使ってもよろしいでしょうか。
● May I come in?
▶ 入ってもよろしいでしょうか。
許可を求められた場合の応じ方
「いいですか?」とたずねられて「いいですよ」と承諾したり、断ったりする際には、Yes/No の代わりに独特な表現が使われます。依頼を受け入れる際に使った表現と同じですね。
● Sure. もちろん
● OK (Okay). いいですよ
● No problem. かまいません
● Certainly. もちろんです
● All right. いいですよ
など
Can I have some more cookies?
もう少しクッキーをいただいてもいいかな?
OK.
Sure.
No problem.
など・・・
いいですよ。
断るときは、謝ったあとにできない理由を述べます。
● May I take a picture?
▶ 写真を撮ってもよろしいでしょうか。
—- ● I’m afraid not. You can’t take pictures in the museum.
—- ▶ すみません。美術館内での写真撮影はできません。
Do you mind ~?
Do you mind ~? は、そのまま訳すと「私が~したら、あなたは気にしますか(嫌ですか)」という意味です。非常に丁寧に許可を求める表現です。Do you mind の後には動名詞か if 節を続けます。
「気にしません」という場合には No で答えます。
● Do you mind if I turn on the TV?
(直訳)私がもしテレビをつけたら、あなたは気にしますか?
▶ テレビをつけてもよろしいでしょうか。
—- ● Not at all. Go ahead.
—- ▶ 全く気にしませんよ。どうぞ。
—- ● I’m sorry, but I’m studying right now.
—- ▶ すみません、今勉強中なんです。
希望を伝える I’d like ~. I’d like to ~.
希望を伝える表現には、I’d like ~. I’d like to ~. などの言い方があるよ。
< I’d like + 名詞.> の形
I’d like ~. は「私は~がほしいのですが」のように、自分が欲しいものをひかえめに伝える表現です。I want ~. よりも丁寧な言い方です。
● I’d like some cheese and red wine please.
▶ チーズと赤ワインをお願いします。

● I’d like a glass of water.
▶ 水を一杯ほしいのですが。
● I’d like this one please.
▶ これをください。
< I’d like to + 動詞の原形 ~.> の形
I’d like to ~. は「私は~したいのですが」のように、自分のしたいことをひかえめに伝える言い方です。直接的な I want to ~. よりも丁寧な言い方です。
● I’d like to stay here longer.
▶ ここにもう少し長く滞在したいのですが。
● I’d like to go to the bathroom.
▶ トイレに行きたいのですが。
● I’d like to ask a question
▶ 質問をしたいのですが。