★このブログの著者「空」について★
高校生の時に1年間留学 ▶ アメリカの高校を卒業
アメリカ西海岸の会社で3年勤務、元夫の駐在で香港に3年滞在。
TOEIC870点、英検準1級を取得。
英語のブログを始めるにあたり、一体どういう内容にしようかと悩みました。考えた末、
- 英語をやり直したいと思っている方々
- 中学生で英語を学び始めた方々
に向けて、英語の基礎をわかりやすく発信しようと考えました。
というのも、中学で習得する英語はとても大切な基礎の部分です。先ずは中学英語を学びましょう。
英会話も基本の中学英語を理解していれば大丈夫!
<to + 動詞の原形>のことを「不定詞」といいます。
英語の動詞は、主語の人称と単数/複数、現在/過去かによって形が「定まる」のですが、これらに影響されない形なので「不定詞」と呼ばれます。
今回は不定詞<to + 動詞の原形>について学んでいこう。
不定詞には3種類の基本的用法があるんだ。
- 「~するために」を表す副詞的用法
- 「~すること」を表す名詞的用法
- 「~すること」を表す名詞的用法
順番に説明していくね。
「~するために」を表す 不定詞 副詞的用法

不定詞の副詞的用法は、日本語では「~するために」(目的) 「~して」(原因)という意味をを表します。

目的を表す不定詞
「~するために」のように目的を伝えるときは、不定詞 < to + 動詞の原形> で表すよ。
● I ran to catch the train.
▶ 私は電車に間に合うために走りました。
● He went to the library to study English.
▶ 彼は英語を勉強するために図書館に行きました。

● My sister studies hard to be a doctor.
私の姉は医師になるために熱心に勉強している。
目的を表す不定詞は、前の動詞に「~するために」の意味をつけ加えます。
動詞に意味をつけ加える働きが副詞と同じなので、不定詞の副詞的用法といいます。

動名詞は、Why ~?(なぜ~ですか)の問いに目的を答える場合にも使われるよ。
● Why did you get up so early?
— To make breakfast.
▶ なぜそんなに早く起きたのですか。
— 朝食を作るためです。

感情の原因を表す不定詞
例えば glad(うれしい)などの感情を表す形容詞のあとに不定詞( to + 動詞の原形)がくると、「~して(うれしい)」というように原因を表します。

be glad to ~ 以外には次のような表現がよく使われるよ!
● be happy to ~
▶ ~して嬉しい
● be sad to ~
▶ ~して悲しい
● be sorry to ~
▶ ~して残念、申し訳ない
● be surprised to ~
▶ ~して驚く
● I’m very happy to hear that news.
▶ 私はその知らせを聞いてとてもうれしいです。
● We were so surprised to know about their marriage.
▶ 私たちは彼らの結婚について知り、とても驚きました。

● I am sad to know that you are leaving.
▶ 私は、あなたが去ると知り悲しいです。
「~すること」を表す不定詞 名詞的用法

不定詞( to + 動詞の原形)は、「~すること」という意味を表すことができます。
● I like to watch TV.
▶ 私はテレビを見ることが好きです。
不定詞が「名詞と同じ働き」をしているので、不定詞の名詞的用法といいます。


want to ~
want は「ほしい」という意味です。
want to + 動詞の原形では、
~することをほしい ▶ ~したい という意味になります。

● What do you want to do?
▶ あなたは何がしたいですか。
● I want to eat sushi.
▶ 私は寿司を食べたいです。

● Everyone in the class want to see you.
▶ クラスの皆があなたに会いたがっています。
want to be ~ は「~になりたい」という意味だよ。
● What do you want to be in the future?
— I want to be a doctor.
▶ あなたは将来何になりたいですか。
— 私は医師になりたいです。
不定詞があとにくる動詞
あとに目的語としての不定詞( to + 動詞の原形)がくる動詞は、want や like をはじめとして次のようなものがあります。
● want to ~
▶ ~したい
● like to ~
▶ ~するのが好き
● try to ~
▶ ~しようとする
● begin to ~
▶ ~し始める
● start to ~
▶ ~し始める
● need to ~
▶ ~する必要がある
● hope to ~
▶ ~したいと思う
● decide to ~
▶ ~しようと決める
● promise to ~
▶ ~すると約束する
● What do you like to do in your free time.
▶ あなたは暇なときに何をするのが好きですか。
● We tried to understand each other.
▶ 私たちはお互いを理解しようとしました。
● It began to rain suddenly.
▶ 突然、雨が降り出しました。

● You don’t need to hurry.
▶ あなたは急ぐ必要はありません。
be 動詞のあとの不定詞
be 動詞の後に不定詞( to + 動詞の原形)がつながると
「…は~することです」という意味を表す場合があるよ。
● My dream is to be a pilot.
▶ 私の夢はパイロットになることです。
● My job is to report the news.
▶ 私の仕事はニュースを報道することです。
不定詞が主語の文
不定詞( to + 動詞の原形)が「~することは」を表し、文の主語になることがあります。
● To study English is important.
▶ 英語を勉強することは大切です。

「~するための」を表す不定詞 形容詞的用法

名詞のあとに不定詞( to + 動詞の原形)で、
「~するための」「~すべき」「~しなければならない」
といった意味を表すことがあります。
名詞に意味をつけ加える働きが形容詞と同じなので、不定詞の形容詞的用法といいます。

● It’s time to go to bed.
▶ もう寝る時間です。
● I have a funny video to show you.
▶ あなたに見せたい面白い動画があります。

something to ~ など
something + 不定詞( to + 動詞の原形)で、
「~するための何か」「何か~する物(こと)」
という意味だ。
不定詞が後ろにくる代名詞を見ていこう。
something + 不定詞
● Please give me something to drink.
▶ 何か飲む物をください。

● You should take something to wear.
▶ 何か着るものを持っていったほうがいいですよ。
something to ~の something に形容詞がつく場合、形容詞は something のすぐうしろ、不定詞の前にきます。
● something cold to drink
▶ 何か冷たい飲み物
anything + 不定詞、someone + 不定詞
anything も something と同じように使われます。
someone (anyone) to ~ は「だれか~する人」という意味になります。
● Is there anything to drink in the fridge?
▶ 冷蔵庫に何か飲むものはありますか。
● I need someone to help me.
▶ 私はだれか手伝ってくれる人が必要です。
nothing + 不定詞
nothing to ~ は、
「何も~するもの(こと)がない」という意味です。
● I have nothing to do this afternoon.
= ● I don’t have anything to do this afternoon.
▶ 私は今日の午後、何もすることがありません。
<不定詞がうしろにくる代名詞>
● something(何か)
● anything(何か)
● everything(すべて)
● nothing(何も~ない)
● someone(だれか)
● anyone(だれか)
● everyone(みんな)
● no one(だれも~ない)