助動詞は言葉の通り動詞を助けるもので、動詞の意味を変化させるはたらきがあるんだ。
ここでは have to, must, should, may, might, shall, could, would と、様々な助動詞の意味と使い方について学んでいくよ。
★このブログの著者「空」について★

高校生の時に1年間留学 ▶ アメリカの高校を卒業
アメリカ西海岸の会社で3年勤務、元夫の駐在で香港に3年滞在。
TOEIC870点、英検準1級を取得。
英語のブログを始めるにあたり、一体どういう内容にしようかと悩みました。考えた末、
- 英語をやり直したいと思っている方々
- 中学生で英語を学び始めた方々
に向けて、英語の基礎をわかりやすく発信しようと考えました。
中学で習得する英語は、とても大切な基礎の部分です。先ずは中学英語を学びましょう。
have to, must
have to ~ は「~しなければならない」 must は「~しなければならない」という義務と、「~にちがいない」という推量を表すよ。
have to ~ の文
「~しなければならない」は<have(has) to + 動詞の原形>で表します。主語によって have to ~ と has to ~ を使い分けます。
● I have to go home now.
▶ 私は今家に帰らなくてはなりません。
● He has to study French before going France.
▶ 彼はフランスに行く前にフランス語を勉強しなくてはなりません。

have to ~ の疑問文
have to ~ の文の疑問文の形は<Do (Does) ・・・ have to ~?>で「~しなければなりませんか」という意味になります。
● Do I have to go there?
▶ 私はあそこへ行かなくてはなりませんか。
—- ● Yes, you do./No, you don’t.
● Does she have to study English now.
▶ 彼女は今英語を勉強しなくてはなりませんか。
—- ● Yes, she does./No, she doesn’t.

have to ~ の否定文
have to ~ の否定文は<don’t (doesn’t) have to ~>で「~する必要はない」という意味になるよ。
● You don’t have to come here tomorrow.
▶ 明日、あなたはここへ来る必要はありません。
● He doesn’t have to study Japanese today.
▶ 今日、彼は日本語を勉強する必要がありません。

「~しなければならない」義務の must
助動詞 must は「~しなければならない」という義務を表します。
● I must do my homework.
▶ 私は宿題をやらなくてはなりません。
● Must I go to the hospital?
▶ 私は病院へ行かなくてはなりませんか。
—- ● Yes, you must. / No, you don’t have to.
※ must の疑問文の答えは、Yes の場合には must を使いますが、No の時には don’t (doesn’t) have to を使います※
must の否定文は「~してはならない」という強い禁止を表すよ。
● You must not be late.
▶ あなたは遅れてはいけません。
「~にちがいない」 推量の must
must は「~にちがいない」という意味で推量を表すことがあります。may や might よりも確信の度合いが高くなります。
● It must be true.
▶ それは本当にちがいない。
● This watch must be expensive.
▶ この腕時計は高価に違いない。

must と have to の違い
must と have to いずれにも「~しなければなりません」という意味です。
must ▶ 話し手自身が「~しなくてはならない」と思っている場合に使う言葉で主観的な判断を表します。
have to ▶ 自分の気持ちからではなく、周りの客観的な状況のせいで「~しなければならない」という場合に使われます。
should 「~したほうがよい」
助動詞の should は、「~したほうがよい」という提案の意味や「~すべき」という義務を表すのにも使うよ。
「〜すべき」と聞くと強制力が強いように感じるけど、実際には同じ意味を持つ言葉の中では最も軽い強制力しかもたないんだ。
● You should take an umbrella today.
▶ 今日は、傘を持って行った方がいいですよ。

● He should be more careful.
▶ 彼はもっと注意深くすべきです。
should の否定形 shoul not (shouldn’t) は、「~しないほうがいい」「~すべきではない」の意味だよ。
● You shouldn’t go there alone.
▶ あなたはそこに一人で行かないほうがいいです。
Should I ~? は「(私は)~した方がいいですか」という意味だけど、「(私が)~しましょうか」と相手に申し出るときにも使われるんだよ。
「~した方がいいですか」
● Should I stay here today?
▶ 私は今日ここにいた方がいいですか。
「~しましょうか」
● Should I cook dinner?
▶ 私が夕食を作りましょうか。

may, might 「~してもよろしい」「~かもしれない」
助動詞 may は「~してもよろしい」という許可を表すのよ。
それから、可能性について「~かもしれない」というときにも使われるわ。
許可を求める May I ~?
may は、May I ~?(~してもよろしいですか)の形で許可を求める際に使われます。
● May I borrow your pen?
– Sure.
▶ あなたのペンをお借りしてもよろしいですか。
– どうぞ。
● May I come in?
– Sure
▶ 入ってもよろしいでしょうか。
- どうぞ。

You may ~. は、子供や目下の人だけに使われる表現よ。
● You may go.
▶ (目下の人に対して)あなたはもう行ってよろしい。
May I ~?は、丁寧な申し出にも使われるわ。
● May I help you?
▶ 手伝ってもよろしいですか(お店などでの「いらっしゃいませ」)
「~かもしれない」 may, might
助動詞 may は、可能性について「~かもしれない」というときにも使われます。
過去形の might も同じく「~かもしれない」の意味です。確信の度合いは may よりも若干低い。
● It may (might) be true.
▶ それは本当かもしれません。
● She may (might) come later.
▶ 彼女はあとから来るかもしれません。
shall 申し出る
shall は Shall I ~? で「(私が)~しましょうか」の意味だよ。
Shall I ~?
助動詞 shall は、Shall I ~? の形で「(私が)~しましょうか」と申し出るときに使います。
● Shall I close the door?
– Yes, please.
▶ ドアをしめましょうか。
– はい、お願いします。
● Shall I carry your luggage?
– No, thank you.
▶ 荷物を運びましょうか。
– いいえ、結構です。

Shall we ~?
Shall we ~? は「(一緒に)~しましょうか」と誘ったり、提案したりする言い方だよ!
● Shall we go to the zoo?
– Yes, let’s.
▶ 動物園に行きましょうか。
– ええ、そうしましょう。

助動詞の shall は、古風で気取った言い方だと感じる人が多いため、日常の会話では shall はあまり使われない。
could, would
could, would について、Could you ~? Would you ~?は「~していただけますか」の意味だよ。
can「できる」の過去形の could
can の過去形 could は「できた」という意味で否定文でよく使われるよ。
● I could not (couldn’t) enjoy the party.
▶ 私はパーティーを楽しむことができませんでした。

Could you ~?
助動詞 could は Could you ~?の形で「~していただけますか」という丁寧な依頼を表します。Can you ~?(~してくれますか)よりも丁寧な表現で目上の人などにも使えます。
● Could you show me how to use this?
– Of course.
▶ これの使い方を教えていただけますか。
-もちろんです。
● Could you tell me the way to the station?
– Sure
▶ 駅までの道を教えていただけますか。
– もちろん。

would you ~?
助動詞 would は、Would you ~?の形で「~していただけますか」という依頼を表す。
Will you ~?よりも丁寧な表現だよ。
● Would you come with me?
– Certainly.
▶ 私と一緒に来ていただけますか。
– かしこまりました。
● Would you turn down the volume?
– Sure.
▶ ボリュームを下げていただけますか。
– はい。