命令文とは、相手に命令をしたり行動を求めたりするときに用いる文のことだよ。
主語がなく、動詞の原形で文を始めるんだ。
そうすると「~しなさい」という意味になるんだよ。
今回は「命令文」の基礎を学ぼうね。
いろいろな命令文の形
Use my textbook, Nana.
ナナちゃん、ぼくの教科書をつかいなよ
Thank you, Sky.
ありがとうスカイくん
一般動詞の命令文
命令文には主語がなく、動詞の原形で文章を始めます。
通常の文▶ You come here. (あなたはここにきます。)
命令文▶ come here. (ここにきなさい。)
□ Close the door. (ドアを閉めなさい。)
□ Go there.(あそこに行きなさい。)
□ Keep left. (左側をキープしなさい。「左側通行」)
名前などを呼びかける語をつける場合はコンマ (, )で区切ります。
□ Wash your hands, Mike. (マイク、手を洗いなさい)
□ Dad, wait for me. (お父さん、待って)
be 動詞の命令文
be 動詞の文を命令文にするときは、文を原型の be から始めるよ
□ Be quiet. (静かにしなさい。)
□ Be a good student, Mary. (メアリー、いい生徒でいなさい。)
□ Be careful. (注意しなさい。)
please をともなった命令文
命令文の最初や最後に please をつけると命令口調をやわらげることができるんだ
□ Please close the window. (窓を閉めてください。)
□ Sit down, please. (座ってください。)
文の最後に please をつける時は、その前にコンマ (, ) をつけます。
決まった形の命令文
熟語のような、決まった形の命令文もあるよ
□ Come on! (行こう!・がんばれ!など)
□ Have fun!/Have a good time! (楽しんできてね・行ってらっしゃい)
□ Help yourself. (「食べ物などを」ご自由にどうぞ)
□ Take care! (気をつけてね)
□ watch out!/Look out! (気をつけて!・あぶない!)
否定を表す命令文
Are you OK?
大丈夫?
Don’t worry. I’m OK.
心配しないで。ぼくは大丈夫だよ
「~しないでください」「~してはいけません」という場合には、通常の命令文の前に Don’t をおきます。
□ Don’t be sad. (悲しがらないで。)
□ Mon, don’t use my pen. (お母さん、私のペンを使わないで。)
□ Please don’t be noisy here. (ここではうるさくしないでください。)
□ Don’t open the door, please. (ドアを開けないでください。)
Let’s の文 「~しましょう」と誘う
「~しましょう」と相手を誘ったり提案したりする時は
<Let’s + 動詞の原形 ~.> で表すんだ
□ Let’s go to the station. (駅まで行きましょう。)
□ Let’s begin. (始めましょう。)
□ Let’s not go out. (外出するのはやめましょう。)
まとめ
今回は命令形の文についての基本を学びました。理解できましたか?
英語は基本がとても大切です。基本が分からないことにはその先には進めないからです。
基本をしっかりおさえて頭の中を整理しておけば、のちに学びのレベルが上がってもそれなりに対処をしていけるはずです。
頑張りましょう!!